6.エチュードとは?/7.大道具と小道具の違い/8.才能が無いと無理?/9.ゲネプロとは?/10.演出家と舞台監督の違い

6.エチュードとは?
私が行こうとしている養成所の基礎クラスのスケジュールにエチュードという言葉が書いてあったのですがエチュードって何ですか?
エチュードはフランス語で学習の意味です。
またそこから「習作」という意味で使われることが多々あります。普通よく聞くのは音楽に関してだと思います。これは楽器の練習のために作られた楽曲を意味するのですが、

演劇関係で使う場合は、場所や登場人物の関係等、あるシチュエーションが提示され、役者はその中で即興的に演じ、話しの流れも役者同士で展開していく稽古のことをいいます。まあ、言ってみればごっこ遊びの上級者版といったところでしょうか。

この稽古は前もって準備された「セリフ」から解放されることによりナチュラルな演技に近づきやすいと言う利点があります。

しかし役者の気持ちがストーリー展開に向いてしまい「役として今を生きる」ことから離れてしまう可能性もあるので、そこは気を付けなくてはならないでしょう。


7.大道具と小道具の違い
舞台上で使うテーブルとかソファーはずっと大道具だと思っていたのですが、「違う」と言われました。大道具と小道具の違いは何ですか?
大道具は舞台装置とか美術セットと呼ばれることもあります。

人の住む家で例えるなら床、壁、天井、また内装、外装といった家そのものが大道具であり、その中に置かれるテーブル、椅子、照明器具からテレビ、食器、鉛筆といったものはすべて小道具です。

基本的には袖から出たり入ったりするものは小道具だと思って間違いはありません。

小道具はテーブルや椅子といった置き道具と食器、鉛筆といった持ち道具に分かれています。通常、置き道具は大道具とからめて美術プランが立てられます。


8.才能が無いと無理?
プロの俳優になるためには才能がないと無理なのでしょうか?
どう答えていいか難しいところですが、基本的には「はい」と答えておこうと思います。

少なくとも、いい俳優として存在し続けるには才能が必要だと思うのです。
俳優の持つ芝居勘のようなものの存在を私は少なからず信じています。そこには天性のものも含まれていると思います。

しかし演技が訓練によって著しく上達するものだということも経験上よく知っています。どのような世界でも同じだと思いますが演技も才能のみによって成り立つものではありません。
訓練が才能を磨き、さらに訓練がその人の才能を開花させるのだと思います。

また、自分の才能(個性)に気付いていない人も結構いますから、まわりを見回して自分のレベルが高くないと感じたとしても、すぐに自分には才能がないと決めてしまうのは、どう考えても惜しい気がします。

まずは自分に才能があるかないかということはとりあえず気にせず、演技をすることに喜びを感じるなら稽古に没頭することが大切だと思います。

「できれば誰かに早めに判断してもらってダメだとわかったら早めに足を洗おう」、という中途半端な気持ちではなかなか自分の才能を開花させるとことまで自分を追い込めないのではないかと思います。


9.ゲネプロとは?
「ゲネ」って何ですか?
ゲネ=ゲネプロとも言い、ドイツ語のゲネラルプローベ(Generalprobe)の略。

本番とまったく同じ手順で行う通し稽古のことです。

通常は、関係者だけがそれを見て、最後の総点検を行うのですが、最近は「公開ゲネプロ」と称して、一般客にも有料で公開することも多くなってきています。

芝居の世界には専門用語や外国語があふれています。
そういえば最近はあまり使われなくなったようですが私が大学生の頃は「マチネ」とか「ソワレ」という言葉をよく使っていました。

昼公演を「マチネ」、夜公演を「ソワレ」いうのですが、こちらはフランス語です。


10.演出家と舞台監督の違い
演出家と舞台監督の違いは何ですか?
「演出家」、これはある程度わかると思うのですが、脚本の読み取り方を大枠で決め、稽古で俳優の演技に指示を与える人です。また舞台作品として完成させるために音楽、照明、美術等のスタッフに自分の考えを伝え、作品のイメージを統一させる役割もあります。

演出家の仕事は基本的には舞台開演前までで、そのあとは舞台監督に引き継がれます。

「舞台監督」は舞台の上演を行う現場での実質的な総責任者です。

道具や機材の搬入、搬出の指示を与え、公演のためのスケジュール調整をするなど裏方全般を切り盛りします。また、公演前は演出家のイメージを受けそれを舞台上で実現させるため各スタッフと調整を行います。

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