どういう意味でピンと来ないのか、良くわからないのでもしも私の答えがピントの合わない答えでしたらすみません。
アトモスフィアというのは確かに雰囲気とか空気といった意味です。
思い出してください。
例えば中3の時のあなたのクラスと隣のクラスは建物の造りは同じでも、あなたがその部屋に入った時感じる雰囲気は全く違っていたはずです。
人が作り出す雰囲気もあれば建物がかもし出す雰囲気もあります。
古いお寺、新しくできたばかりのショッピングモール。
夏の海と冬の海というように季節によっても雰囲気は変わります。
ここで大切なのは漠然としたイメージを思い描くだけで満足してしまってはいけないということです。具体的な「冬の海」をイメージできてこそ、そのアトモスフィアはあなたの演技を支えるのです。
そこで私はいつも生徒に取材することを勧めています。
砂浜の海岸が舞台なら実際に砂浜の海岸に行ってみるのです。
そこでは何も考えなくてもオーケーです。ただそこにいて、ボーっと観察し、五感にそのイメージをしっとりと染み込ませるのです。
頼ることのできるイメージを得た役者は急に演じることが楽しくなるはずです。
試してみて下さい。
まず今あなたがいる部屋から出ましょう。
そして外であなたが今度演じる役のセリフを言ってみて下さい。
恐らくあなたは五感に生きたアトモスフィアを感じ、あなたのセリフは今までとは全く違ったものになったを感じるはずです。
それほどアトモスフィアの与える影響は大きいのです。
「まずアトモスフィアを感じろ」という言葉の中で大切なのは、「アトモスフィア」という聞きなれない言葉の方ではなく、「まず感じろ」という言葉の方ではないかと私は思います。
ただ感じるだけではダメなのです。ちゃんと感じなくてはいけないのです。
それも演技を始める前に「まず」感じるのです。
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